Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

でんきばと

電気鳩

海野 十三

Lisez 電気鳩 (でんきばと) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 25 465 caractères · 52 écrans

Aozora Bunko

高一とミドリは、しんぱいでもあり、またおおよろこびです。これから海軍の軍人さんたちと、父親をたすけにゆくことになったのですから。駆逐艦は北の方にむきなおると全速力をだしました。

荒海の波をけたてて、ずいぶん、ながい間走りつづけて、駆逐艦はついに港につきました。

高一とミドリとは、艦長におわかれをいって、大石大尉という士官につれられて上陸しました。

上陸してみると、これは日本ではなく、朝鮮半島でありました。朝鮮半島もずっと北の方で、満州国にちかいところの、さびしい港町でありました。

「大石大尉、私たちのお父さんはどこにいるのですか」

と、高一がたずねると、大尉は顔をくもらせて、

「それがねえ、たいへんなところなのだよ」

「たいへんなところというと――」

父親がたいへんなところにいるときいて、高一とミドリはまっさおになりました。

大石大尉は金庫をあけて、中から一枚の地図をとりだし、高一とミドリの前にひろげました。

その大地図は、国ざかいふきんのくわしい図面でした。なかほどに大きな川がながれており、その川のまん中に、中の島があります。

その中の島を大石大尉はゆびさして、