Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

こどもふどき

こども風土記・母の手毬歌

柳田 国男

Lisez こども風土記・母の手毬歌 (こどもふどき) de 柳田 国男 (やなぎたくにお) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 142 761 caractères · 278 écrans

Aozora Bunko

一駄というのは駄馬一頭に背負わせるほどの荷物のことだから、萱はかるいといっても二十貫いじょうはある。それが千駄も苅れたとすれば、大へんな広い野にちがいないが、武蔵・相模の高原にかけて、それくらいの野は今でもまだ残っている。べつに地名にするほどの珍らしい事実ではなかった。千駄木のほうもその通りで、もとは一軒の家ですら、年に三駄五駄の木を焚いていたのだから、薪山としてはむしろちっぽけなものであった。

何かこういう地名の生まれるような原因が、ほかにあったのではないかと考えて見ると、日本全国を通じて、いちどに千駄の萱または木を、焚かねばならぬ場合がたった一つだけあった。それは夏の初め、農作にもっとも水の必要なころに、雨がちっとも降らぬと百姓がよわってしまって、いろいろ雨乞いの祈祷をする。その最後のものが千駄焚きだったのである。通例はこの火は山の頂上のいちばん天に近いところに行って焚くので、それで雲焼きとも雲焙りともいう地方もあるのだが、東京の近くはたれも知る通り、一日あるいて行っても尖った山がない。それゆえに何処かやや広々とした野を見つけて、人がそこに寄って来てこの大きな火を焚いたものとおもわれる。