Classiques japonais avec furigana
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こどもふどき
こども風土記・母の手毬歌
柳田 国男
Lisez こども風土記・母の手毬歌 (こどもふどき) de 柳田 国男 (やなぎたくにお) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 142 761 caractères · 278 écrans
ではないように思わせる。しかしその伝播の実状なり、また子どもの新しい遊戯を迎える態度なり、習癖なりは、今日まだ決して明らかになっているわけでもない。むしろこういう顕著なる実例に基づいて、改めて是から研究せられてよい問題である故に、汎く児童文化の考察者のために、我々はこの記録を残して置きたいのである。
遊びの方法はだいたいに馬乗式で、背なかを敲くというのは至って少ない。荒い挙動である故か男の児が主であって、女もしていたという例は二つだけである。単純な組合せは三人で一人が行司、数を当てられた児が次の馬になることは普通で、ただ問答の文句と節とが、土地ごとに少しずつちがっている。指は上に向けて高く掲げる者が多く、片手は馬を押えていて五本以下の数しか問わない。両手で十までの変化を争うという例も稀にはあるが、こうなると馬の不利益ははなはだしい。そうでなくとも多くの児童が代る代る、どしんと乗りかかるのは相応にやりきれなかったと言っている人がある。或いは握り拳をさし上げてモゲタまたはモゲタリという処も九州に二つ三つあるが、是は多分土地だけの改作であろう。もっと大きな変化は伊予の各地において、幾人かの子どもが前の子の帯を捉えて、連鎖式ともいうべき長い馬になり、それへめいめいが走って行って飛乗るもので、是は胴乗りと呼ぶ村も