Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

へちまのき

へちまの木

山本 周五郎

Lisez へちまの木 (へちまのき) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 29 120 caractères · 58 écrans

Aozora Bunko

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「おれだって、いまのような仕事をしているのは恥ずかしいよ」木内は酒を啜り、頭を垂れた、「自慢にゃあならねえだろうが、房やんのとしごろには、おれは芝居の作者になりたくって、いろんな芝居の作者部屋へ出入りをし、竹柴宗七の代作ということで、舞台に乗った本が五つほどあった、そのまま順調にいけば、いまごろはたて作者になっていたかもしれねえ」

それが女のことで、と云いかけたとき、おるいが酒を持ってはいって来た。

「あら起きたの」おるいは房二郎を心配そうに見た、「気分は直って」

「どうやらね」と房二郎は起きあがった、「少し酒が欲しくなった」

おるいは酒を木内桜谷の膳に置き、いそいで房二郎の側へ来て、着物と丹前をうしろから着せかけ、むすんであった平ぐけを解いて渡した。

「もしお酒をあがるんならちょっと待ってね」とおるいが云った、「朝からなにも喰べていらっしゃらないんですもの、粥が出来ていますから、それを喰べてからになさいな」

「喰べ物はいやだな、まず酒にしよう」

「だめよ」と云っておるいは房二郎の肩を打った、「もう出来てるんだから待って、すき腹のまま飲むとまた苦しむだけよ」