Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

いーはとーぼのうがっこうのはる

イーハトーボ農学校の春

宮沢 賢治

Lisez イーハトーボ農学校の春 (いーはとーぼのうがっこうのはる) de Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 57 726 caractères · 120 écrans

Aozora Bunko

しゅっこは、しばらくきまり悪そうに、しゃがんで水を見ていたけれど、とうとう立って、

「鬼っこしないか。」と云った。「する、する。」みんなは叫んで、じゃんけんをするために、水の中から手を出した。泳いでいたものは、急いでせいの立つところまで行って手を出した。しゅっこが、ぼくにもはいらないかと云ったから、もちろんぼくは、はじめから怒っていたのでもないし、すぐ手を出した。しゅっこは、はじめに、昨日あの変な鼻の尖った人の上って行った崖の下の、青いぬるぬるした粘土のところを根っこにきめた。そこに取りついていれば、鬼は押えることができない。それから、はさみ無しの一人まけかちで、じゃんけんをした。ところが、悦治はひとりはさみを出したので、みんなにうんとはやされたほかに鬼になった。悦治は、唇を紫いろにして、河原を走って、喜作を押えたもんだから、鬼は二人になった。それからぼくらは、砂っぱの上や淵を、あっちへ行ったり、こっちへ来たり、押えたり押えられたり、何べんも鬼っこをした。

しまいにとうとう、しゅっこ一人が鬼になった。しゅっこはまもなく吉郎をつかまえた。ぼくらはみんな、さいかちの木の下に居てそれを見ていた。