Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
いーはとーぼのうがっこうのはる
イーハトーボ農学校の春
Lisez イーハトーボ農学校の春 (いーはとーぼのうがっこうのはる) de Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 57 726 caractères · 120 écrans
するとしゅっこが、吉郎、汝、上流から追って来い、追え、追え、と云いながら、じぶんはだまって立って見ていた。吉郎は、口をあいて手をひろげて、上流から粘土の上を追って来た。みんなは淵へ飛び込む仕度をした。ぼくは楊の木にのぼった。そのとき吉郎が、たぶんあの上流の粘土が、足についたためだったろう、みんなの前ですべってころんでしまった。みんなは、わあわあ叫んで、吉郎をはねこえたり、水に入ったりして、上流の青い粘土の根に上ってしまった。
「しゅっこ、来。」三郎は立って、口を大きくあいて、手をひろげて、しゅっこをばかにした。するとしゅっこは、さっきからよっぽど怒っていたとみえて、「ようし、見てろ」と云いながら、本気になって、ざぶんと水に飛び込んで、一生けん命、そっちの方へ泳いでいった。子どもらは、すっかり恐がってしまった。第一、その粘土のところはせまくて、みんながはいれなかったし、それに大へんつるつるすべる傾斜になっていたものだから、下の方の四、五人などは上の人につかまるようにして、やっと川へすべり落ちるのをふせいでいた。三郎だけが、いちばん上で落ち着いて、さあ、みんな、とか何とか相談らしいことをはじめた。