Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
パンドラのはこ
パンドラの匣
Lisez パンドラの匣 (パンドラのはこ) de Dazai Osamu (太宰 治) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 192 644 caractères · 386 écrans
2
」僕は寝呆け声で言った。
「手紙、かえして!」マア坊は、小声で、けれども鋭く囁いた。
「枕元の引出しにある。」僕は仰向に寝たまま顔をしかめて言った。あきらかに僕は不機嫌だった。
「いいわ、お昼食がすんだら、洗面所へちょっといらっしゃらない? その時かえして。」
そう言い棄て僕の返辞も待たず、さっさと引き上げて行った。
不思議なくらいよそよそしかった。こっちがちょっと親切にしてあげると、すぐにあんなに、つんけんする。よろしい、それならば、僕にも考えがある。思い切り、こっぴどく、やっつけてやろう、と僕は覚悟して、お昼の休憩時間を待った。
お昼ごはんは、竹さんが持って来た。お膳の隅に竹細工の小さい人形が置かれてある。顔を挙げて竹さんに、これは? と眼で尋ねたら、竹さんは、顔をしかめて烈しくイヤイヤをして、誰にも言うな、というような身振りをした。僕は浮かぬ顔をして、うなずいた。全く、不可解であった。
2
「けさ、道場の急用で、まちへ行って来たのや。」と竹さんは普通の音声で言った。
「お土産か。」と僕は、なぜだか、がっかりしたような気持で、元気の無い尋ね方をした。
「可愛いやろ? 藤娘や。