Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ふれんぞくさつじんじけん

不連続殺人事件

坂口 安吾

Lisez 不連続殺人事件 (ふれんぞくさつじんじけん) de Sakaguchi Ango (坂口 安吾) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 162 047 caractères · 322 écrans

Aozora Bunko

十 気違いぞろい

飛鳥時代だな。尤も、ジャバだのバリ島のエロダンサーも飛鳥時代の原色エロさ。腰の線が、ふるいつきたいのさ」

ピカ一は、又、立ち上って、南洋土人の腰ふりダンスをやりだした。土人の唄まで、ちゃんと心得ている。手ぶり、腰ぶり、唄声、あざやかなもの、まったく南洋そのままの胴間声、御婦人連は呆気にとられ、一同の眼は憎悪から、隠しがたい讃歎の色に変った。

十 気違いぞろい

九時四十分であった。

広間へ由良婆さまがやってきた。あたりを見廻していたが、海老塚医師に、

「千草はいませんか」

「知らんです」

あいそのない返事である。傍らにいた宇津木さんが、ひきとって、

「千草さんはズッとお見えになりませんわ。食卓にもお見えにならなかったようね。そうでしたわね、海老塚さん」

「ぼく、知らんです」

「あやかさま、千草さん、御存じ? 食卓にいらしたかしら」

「いいえ、お見えじゃなかったわ」

「まア、どうしたのでしょうね。こちらかと思っていましたけど、じゃアどこにいるのかしら」

老婦人はたどたどしい足どりで引返して行った。婆さまは一度中風でひっくり返ったことがある。それ以来、歩行があんまり自由じゃなく、引きずるように歩き、階段の上下はつらいというのだが、外に適当な部屋がないので不便を忍び、這うように、階段を上下している。