Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ふれんぞくさつじんじけん
不連続殺人事件
Lisez 不連続殺人事件 (ふれんぞくさつじんじけん) de Sakaguchi Ango (坂口 安吾) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 162 047 caractères · 322 écrans
オレが戦争中この村へ疎開してりゃ、お京さんはオレが抱いてあげたんだがな。然しお揃いで堂々と歌川家へ乗りこむなんざア、矢代文士も御心臓じゃないか。君の小説は子供ッぽくて読めないがな」
いったい一馬は何を考え、何を企んでいるのだろうか。私は彼の手紙からは主としてナンセンスを感じただけだが、今や私もひどく不安になってきた。何かが起る。少くとも、何かが企まれていることは、もはや確実と見てよかった。
バスを降りると若い下男が荷物を運びに待っていた。まだここから一里近く山の小径を上ったり下ったり、疲れた時にはやりきれない道中である。
ようやく歌川家の近く、鎮守様の下へさしかかったとき、木蔭から二人の女が私たちの方へ歩いてきた。あやかさんと宇津木秋子であった。私たちを迎えに来た様子であった。
然し、あやか夫人は私たちに近づくと棒のように直立してしまった。何がなんだか、わけが分らないという顔で、自分の目を疑るような風であったが、それを見ると土居光一の方が先に声をかけた。
「よう、大富豪令夫人。御出迎え、御苦労。どれ、お駄賃に、オレが久々に可愛がってあげるかな」
彼はツカツカとあやかさんの方へ歩いて行った。