Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ふれんぞくさつじんじけん

不連続殺人事件

坂口 安吾

Lisez 不連続殺人事件 (ふれんぞくさつじんじけん) de Sakaguchi Ango (坂口 安吾) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 162 047 caractères · 322 écrans

Aozora Bunko

多門先生の場合、あやか夫人が多門専用の砂糖壺へモルヒネをまぜておき、プリンの中へモルヒネを仕込んだのですが、プリンの中へモルヒネを仕込んだだけでは、あやか夫人が直ちにケンギをこうむりますから、先ず、多門専用の砂糖壺へモルヒネを入れておく、それを気付かずにプリンへ入れたように見せかける、そういう用意をととのえたワケであります。この仕事はカンタン明快で、あやか夫人も別に苦心はなかったでしょう。問題は加代子殺しであります。幸いに土居画伯の連夜の乱舞によりましてコーヒー茶碗が一ダース余もかけ、そろいの茶碗では満足のものが不足になって、一つだけカケた茶碗がまじることになりましたから、これを利用して筋書をたて、加代子さんと同時に、多門先生を殺害する手筈をととのえ、一馬先生の誕生日を予定しました。加代子さんはふだんはこの食堂へ来ることのない方ですから、加代子さんのコーヒー茶碗は土居画伯以上にカケたものが当ります。加代子さんは表向き女中なみの待遇をうけているのですから、外来の方々よりも待遇の落ちるのは自然で、これを利用して、土居画伯がコーヒー茶碗をとりかえてあげる、そのとき例の指の魔術という天才的の妙技によって、毒薬を入れて加代子さんにすすめる。