Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ふれんぞくさつじんじけん
不連続殺人事件
Lisez 不連続殺人事件 (ふれんぞくさつじんじけん) de Sakaguchi Ango (坂口 安吾) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 162 047 caractères · 322 écrans
海老塚がムッと顔をあげて、
「バカな。ヨッパライの介抱に医学者が往診するなんて、女王様だってありゃせん。さがれ」凄い見幕だった。
「琴路さんに願いなさい」
「ハイ」
琴路というのは看護婦の名だ。三十分程して再び女中がきて、お嬢さまはスヤスヤおやすみになりました、と報告した。そのとき、十時五分。そこへピカ一が戻ってきたから、それをキッカケに、さア、寝ようぜ、とみんな立ち上る。
「なんだい。俺が来たからって、逃げなくともよかろう。さア、行った、行った。オレは静かに一人で傾ける。あつらえ向きだな」
それを聞きすてて私たちは各々の部屋へひきあげたが、するとセト物だか酒瓶だか荒々しく割れる音がする、扉をあけて下の気配をうかがうと、あやかさんが血相変えて逃げてきた。
「どうしたのですか?」
「ええ、アイツ私があと片づけしていたら、いきなり」
立ちどまって、フラフラして、気をとり直して自分の部屋へスタスタ廊下を走って行った。そのとき、部屋靴の鈴の音が耳についた。私は八丁鼻刑事の言葉を思いだして、なんとなく不安になった。
私は巨勢博士の部屋を叩いた。
「どうだい。目星はついたかい?」