Classiques japonais avec furigana
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さたけのはらへだいぶつをこしらえたはなし
佐竹の原へ大仏をこしらえたはなし
高村 光雲
Lisez 佐竹の原へ大仏をこしらえたはなし (さたけのはらへだいぶつをこしらえたはなし) de 高村 光雲 (たかむらこううん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 7 666 caractères · 16 écrans
……雛形は出来たがこれは骨ばかり、一寸見るとなんだかさっぱりわからない。変なものが出来ましたが、張子紙で上から張ってみますと、案外、ありありと大仏さまの姿が現われてきました。
「おやおや何をこしらえているのかと思っていたら、大仏様が出来ましたね」
と家の者はいっております。
「大仏に見えるかね」
「大仏様に見えますとも」
といっております。大仏が印を結んで安坐している八角の台の内部が、普通の見世物小屋位あるわけになります。出来上がったので、それを例の三人の友達に見せました。
「うまく行った。これならまず大丈夫勝利だが、今度はこれをこしらえるに全部で何程金が掛るか、これが問題です。そこで、この事は仕事師に相談するのが早手廻しで、この四本の柱をたよりにして仕事をするものは仕事師の巧者なものより外にない。早速当ってみよう」
ということになりました。で、御徒町にいた仕事師へ相談をすると、これは私共の手で組立てが出来ないこともないが、こういう仕事は普通の建物とは違いカヤ方の仕事師というものがある。それはお城の足場をかけるとか、お祭りの花車小屋、また興行物の小屋掛けを専門にしている仕事師の仕事で、一種また別のものですから、その方へ相談をしたらよろしかろうというのでありました。