Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

やさかにのまがたまこう

八坂瓊之曲玉考

喜田 貞吉

Lisez 八坂瓊之曲玉考 (やさかにのまがたまこう) de 喜田 貞吉 (きたさだきち) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 12 858 caractères · 26 écrans

Aozora Bunko

七 結語

七 結語

八坂瓊之曲玉、精しくは八坂瓊之五百箇御統之曲玉は、わが三種の神器の一として、ことに貴き神宝の御名である。しかしながらそれは特に天照大神から天孫瓊瓊杵尊に賜わったという、貴き由来を有する神器の御事で、いわゆる八坂瓊または八坂瓊之曲玉とも言うべきものは、もとは単に連珠に対する普通名詞として、一般民衆までも往々これを服飾に用いたものであった。それは文献のこれを語り、実物のしばしば墳墓から発見せられるのみならず、埴輪土偶にも往々にしてこの形があらわれ、石器時代の土偶にまで、時に連珠、特にいわゆる曲玉を交えた連珠を帯びたもののあることによっても知られるのである。しかしてその連珠を佩ぶるの遺風は、今も奥羽地方の女巫イタコ、琉球の女巫ノロクモイ、あるいは北海道アイヌの婦女の首飾などに保存せられているのである。しかもこれはひとりわが国のみならず、『魏志』には馬韓人にこの俗のあったことを記し、現に台湾、南洋等の未開人、ないし欧米の文明を誇る人々の婦女の間にも、ある形のもとにこの風習は行われているのである。しかしいわゆる八坂瓊之曲玉なる名称は、ことに貴き神器の御名として用いられるがゆえに、他の場合においてはいつしかその名称が廃せられ、もっぱら神器のみに対し呼ばれることとなってしまった。