Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
きゅうけつき
吸血鬼
江戸川 乱歩
Lisez 吸血鬼 (きゅうけつき) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 190 554 caractères · 381 écrans
べッドを降りて、態々卓上電話まで歩いたのだ。自身電話口へ出なければならぬ程の、用件があるのかしら。
「モシモシ、恒川さんですか。歯型をくらべて見ました。ピッタリ一致します。あれが倭文子さんの歯型なら、倭文子さんこそ、我々の探している怪賊だという、妙な結論になります」
「本当ですか」恒川氏はびっくりして叫んだ、「僕には何だか信じられん。どっかに間違いがあるような気がしますね」
「僕もそう思うのです。あれが倭文子さんの歯型だという証拠は?」
「三谷君の証言です。キッパリいい切ったのです」
「三谷君がね」
明智はそういって、暫く考えている様子だったが、やがて、
「ところで、そこにシグマという飼犬がいる筈ですね。あれはまだ犬小屋につないでありますか」
恒川氏はギョッとした。今その犬の死骸を見たばかりではないか。明智は何という怖い男だ。
「今朝鎖を解いたのだ相です。しかし、その犬は、いつの間にか、誰とも知れず、殺されているのです」
「エッ、殺された。どこで?」
明智は何故、そんなに驚くのだ。
「庭の隅にころがっているのを、今僕が発見した所です」
「アア、恐ろしい奴だ。そいつを殺した奴が真犯人ですよ。