Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
きゅうけつき
吸血鬼
江戸川 乱歩
Lisez 吸血鬼 (きゅうけつき) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 190 554 caractères · 381 écrans
奇妙な客
今にも思い出せそうで、なかなか思い出せぬのが、非常に不気味であった。
奇妙な客
茂少年が誘拐され、倭文子が行方不明になった翌日、主人のない畑柳家に、奇妙な客が訪ねて来た。
三谷は、一先ず下宿に引上げたし、変事を聞いてかけつけた親戚の者なども、帰ったあとで、邸内には執事の斎藤老人を初め召使ばかりであった。
警察では、無論両人の行方捜査に全力を尽していたのだけれど、何の手懸りもない、雲を掴む様な探しもののこと故、急に吉報が齎される筈もなかった。
例の呼出しの贋手紙にあった、北川病院を調べたことはいうまでもないが、予想の通り、病院はこの事件に何の関係もないことが分ったばかりだ。
奇妙な客が来たのは、その夕方のことであったが、今度の事件について、密々でお話したいことがあるというので、斎藤老人が、客間へ通して面会した。
客は、背広服を着た、これという特徴もない、三十五六歳の男で、小川正一と名乗った。が、斎藤がせき立てる様にしても、仲々本題を切出さぬ。つまらない世間話などを、いつまでも、繰返している。
しびれを切らして、倭文子の知人から、見舞の電話があったのをしおに、一寸中座したのが、間違いだった。