Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

たいもうをいだくかっぱ

大望をいだく河童

坂口 安吾

Lisez 大望をいだく河童 (たいもうをいだくかっぱ) de Sakaguchi Ango (坂口 安吾) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 921 caractères · 2 écrans

Aozora Bunko

昔、池袋にすんでいたころ、小学校の生徒に頻りに敬礼されて、その界隈を遠廻りに敬遠して歩かねばならなくなったが、僕に似た先生がいたに相違ない。

戦争中、神田の創元社へよく遊びにでかけたが、日大生に時々敬礼された。何先生が僕に似ているのか気にかかった。

まだ焼けて幾日にもならぬ高田馬場駅で、夜であったが、軍服の青年(将校らしい)に挨拶され、第二高等学院の何々先生ではありませんか、とこれは明らかに名前を言われたのだが、忘れてしまった。間違われて挨拶を受けるのはキマリの悪いもので、蒲田の易者は僕が手をだすと、

「旦那からかっちゃアいけませんや」という。本職の名人と思ってるのか、蒲田の顔役に似た旦那がいるのかも知れぬ。

井伏鱒二村長がキイキイ声で、

「ヤイ安吾、貴様、けしからんぞ」

「なぜ」

「銀座を歩いていたろう。ヤイ、安吾、僕がうしろから背中をたたいたら、新田潤じゃそうじゃないか。恥をかいた。よく似とる。けしからんぞ、こら」

後日浅草のお好み焼き屋で新田潤にはじめて会ったが、似ているものか。

中村地平と僕が一緒に歩くと、どちらが兄さんですか、ときかれたことが二三度あったが、似ていると直覚すると誰でも似て見えてしまうのだろう。