Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠6

中里 介山

Lisez 大菩薩峠6 (だいぼさつとうげ) de 中里 介山 (なかざとかいざん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 185 112 caractères · 362 écrans

Aozora Bunko

そこでがんりきは、南条の人の悪いのに苦笑いをしていると、取巻いて来た連中の口説き立てることが、いよいようるさいので閉口です。

「クドいやい、この胡麻の蠅め」

がんりきは、この連中を振切って通り過ぎようとすると、その袖に縋って、

「御免なさんせ、御賢察の通りしがなき者でござんす、後日にお見知り置かれ、行末万端ごじゅっこんに願います、このたびは親分様のお引立てにより、江戸表へお召連れ下さんして……」

追いかけて来るのだから、どうにも困ったものです。

「わかった、わかった、お前たちは、いやに切口上で遊び人づきあいをしたがるけれど、あとの半分が物になっちゃいねえ、誰かに教えられた附焼刃だ、いいから、そうしていねえ、一人前に二分ずつやる」

がんりきは金で追払おうとすると、遊び人どもは、

「御免なさんし、手前、金銭に望みはござんせん、親分様のお手先になって、江戸表へお伴が致しとうござんす」

「勝手にしやがれ」

がんりきは出しかけた財布をひっこめたが、手早く手近な奴の横面を一つ撲り飛ばしておいて、一散に八王子の方面へと走り出しました。

「御免なさんし、親分様、お江戸までお伴が致しとうござんす」