Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

さいのひみつばこ

妻の秘密筥

佐々木 邦

Lisez 妻の秘密筥 (さいのひみつばこ) de 佐々木 邦 (ささきくに) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 12 212 caractères · 25 écrans

Aozora Bunko

ロマンスの懺悔

僕はその上手荒いことをしないように、但馬君を捉まえてしまった。

ロマンスの懺悔

いつの間にか会が面白からぬ傾向を帯び始めた。広瀬君は但馬海野木寺の三名を向うに廻して議論をする。懇談会よりも討論会に近い。僕は世話人として、その都度仲裁の労を執らなければならない。何方に贔負をしても恨まれる。それで最近に、

「おい、会をやろうじゃないか?」

と広瀬君が無造作に発起した時、

「喧嘩の会なら、もうやめる。この前に討論会は無期延期と宣言して置いた」

と僕は強く出てやった。

「今度のは僕の懺悔の会だ。その積りで開いてくれ給え。僕が恋愛を告白する」

「恋愛?」

「うむ」

「君にもそんな経験があるのかい?」

「にもなんて失敬だろう」

と広瀬君はもう蟷螂のような態度になった。

しかし懺悔とはしおらしい。皮肉屋だけれど、風は整っている方だから、女性に思いをかけられないとは断言出来ない。あの野郎何を吐かすかという興味から、会が又開かれた。懺悔だから一つ静かなところでやってくれという注文だった。それなら普茶料理が坊主めいて宜かろうと思って、世話人の僕が計らった。

「僕だって何も好き好んで独身でいるんじゃない。