Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
やまのじんせい
山の人生
柳田 国男
Lisez 山の人生 (やまのじんせい) de 柳田 国男 (やなぎたくにお) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 116 022 caractères · 226 écrans
雪の上に大きな足跡を見たという話はまだ沢山ある。その二三をあげてみると、
一 遠州奥山郷白鞍山は、浦川の水源なり。大峰を通り凡そ四里、山中人跡稀なり。神人住めり。俗に山男と云ふ。雪中に其跡を見て盛大なることを知る。其形を見る者は早く死す(『遠江国風土記伝』)。
二 駿河安倍郡腰越村の山中にて、雪の日足跡を見る。大きさ三尺許、其間九尺ほどづゝ三里ばかり、小路に入りて続けり。又此村の手前に小川あり。此川を一跨ぎに渡りしと覚えしは、其川向二三間にも足跡ありしと。之を山男と謂ひ、稀には其糞を見当ることあるに鈴竹といふ竹葉を食する故糞中に竹葉ありといふ。右の村々は大井川の川上なり。府中江川町三階屋仁右衛門話したり(『甲子夜話』)。
三 小虫倉山、虫倉明神、公時の母の霊を祭る。因つて阿姥明神社とも云ふ。山姥の住めりしといふ大洞二つあり。近年下の古洞に、山居の僧住せしより、山女之を厭ひ去ると謂ふ。其以前は雪の中に、大なる足跡を見たり(『信濃奇勝録』巻二)。
四 文政中、高岡郡大野見郷島の川の山中にて、官より香蕈を作らせたまふとき雪の中に大なる足跡を見る、其跡左のみにて一二間を隔て、又右足跡ばかりの跡ありこれは一つ足と称し、常にあるものなり。