Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

たんていやわ

探偵夜話

岡本 綺堂

Lisez 探偵夜話 (たんていやわ) de 岡本 綺堂 (おかもときどう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 140 363 caractères · 277 écrans

Aozora Bunko

当人も知らないかも知れません。」

「いくつぐらい、もう十三四でしょうね。」

「いや、もう十六七かも知れませんよ。あんな奴等はみんな猿のように、からだが小そうございますからね。ええ、そうです。どうしても十六ぐらいにはなっていましょうよ。」

「そうですかねえ。まるで子供のように見えますけれど、もうそんなになるんですかねえ。あの娘はここへ来て、別に何も悪いことをするんじゃないでしょう。」

「悪いことはしません。」と、じいやはうなずいた。「以前は悪いことをして、ここの旦那につかまったこともあるんですが、この頃はちっとも悪いことはしません。唯ぼんやりとここへ来て突っ立っているんです。考えると可哀そうですよ。」

じいやは繰り返してあの娘に同情するようなことを言いました。人の物を盗むような山窩の娘が、自分の折角捕った魚をなぜ持って来てくれるのか判りません。山窩の娘と山女とそれがいつまでも一種の謎でありました。

表に靴の音がきこえたので、じいやもわたくしも伸び上がって見ますと、関井さんは額の汗を拭きながら帰って来ました。

「お帰んなさいまし。」と、二人は一度に声をかけました。