Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
たんていやわ
探偵夜話
岡本 綺堂
Lisez 探偵夜話 (たんていやわ) de 岡本 綺堂 (おかもときどう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 140 363 caractères · 277 écrans
わたしは何だかじれったいような心持にもなったが、この場合どうすることも出来ないので、ただ黙って相手の教えを待つよりほかはなかった。
「土人は椰子の林の番人で、一日に三度ずつそこらを見廻って歩くんです。」と、安井君はおもむろに説明した。「ですから、誰か椰子の実を盗みに来た者があって、それを取りおさえようとして撃ち殺された――と、まあ解釈するのが普通でしょう。猿は土人が飼っているのですから、主人を助けようとしてこれも一緒に殺された――と、こう考えれば理屈が付く。で、警察でもその方針で捜査を始めたんですが、ここに一つの疑問は、その殺人事件が小鉄の事件と全然無関係であるか、それとも何かの糸を引いているかということで、もし無関係ならばなんにも議論はないが、万一なにかの関係があるとすれば、事件はすこぶる複雑になるわけで、われわれは一種の興味をもってその成り行きをうかがっていました。」
安井君がこういう以上、この二つの事件が何かの関係を持っているらしいことは容易に想像されたが、美しい若い芸妓とマレーの土人と猿と、この三つをどう結び付けていいか、私にはやはり判らなかった。