Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

はたもとたいくつおとこ

旗本退屈男

佐々木 味津三

Lisez 旗本退屈男 (はたもとたいくつおとこ) de 佐々木 味津三 (ささきみつぞう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 240 656 caractères · 478 écrans

Aozora Bunko

「大丈夫でごぜえましょうか。野郎なかなか出来そうですぜ。もしかの事があったらお嬢様に申し訳がねえんです。そろそろお出ましになったらどうでごぜえます」

「ウフフ。左様のう――」

だが退屈男は、別段に騒ぐ色もなく静かに打ち笑って見守ったままでした。いや、それ以上に落付き払っていたものは当の京弥です。さぞかしおどろくかと思いのほかに、ちらりと幽かに笑窪を見せながら、ずいとひと足うしろに退ると、不敵なことに得物は同じ鉄扇なのでした。しかも、声がまたたまらなく落付いているのです。

「少しお出来じゃな。胴、小手、面、お望みのところに参る。いずれが御所望じゃ」

言いつつ、穂先五寸のあたりへぴたりと鉄扇をつけたままで、一呼一吸、さながらそこに咲き出た美しい花のごとくに突ッ立ちながら、じいッと気合を計っていたかと見えたが、刹那!

「小手へ参りまするぞッ」

涼しく凛とした声が散ったかと思うや、早かった。ガラリ、兵助は手にせる真槍を叩きおとされて、片手突きの当て身に脾腹を襲われながら、すでにそこへのけぞっていたところでした。――しかし、殆んどそれと同時です。

「小わッぱ、やったなッ。