Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しゅんちゅう
春昼・春昼後刻
泉 鏡花
Lisez 春昼・春昼後刻 (しゅんちゅう) de 泉 鏡花 (いずみきょうか) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 51 079 caractères · 102 écrans
土台が極ると、山の貸元になって、坐っていて商売が出来るようになりました、高利は貸します。
どかとした山の林が、あの裸になっては、店さきへすくすくと並んで、いつの間にか金を残しては何処へか参る。
そのはずでござるて。
利のつく金子を借りて山を買う、木を伐りかけ、資本に支える。ここで材木を抵当にして、また借りる。すぐに利がつく、また伐りかかる、資本に支える、また借りる、利でござろう。借りた方は精々と樹を伐り出して、貸元の店へ材木を並べるばかり。追っかけられて見切って売るのを、安く買い込んでまた儲ける。行ったり、来たり、家の前を通るものが、金子を置いては失せるのであります。
妻子眷属、一時にどしどしと殖えて、人は唯、天狗が山を飲むような、と舌を巻いたでありまするが、蔭じゃ――その――鍬を杖で胴震いの一件をな、はははは、こちとら、その、も一ツの甕の朱の方だって、手を押つけりゃ血になるだ、なぞと、ひそひそ話を遣るのでござって、」
「そういう人たちはまた可い塩梅に穿り当てないもんですよ。」
と顔を見合わせて二人が笑った。
「よくしたものでございます。いくら隠していることでも何処をどうして知れますかな。