Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ししゃのしょ

死者の書

折口 信夫

Lisez 死者の書 (ししゃのしょ) de 折口 信夫 (おりくちしのぶ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 62 340 caractères · 126 écrans

Aozora Bunko

の中に見た一首がふと、此時、彼の言いたい気持ちを、代作して居てくれていたように、思い出された。

そうだ。「おもしろき野をば 勿焼きそ」だ。此でよいのだ。

けげんな顔を仰けている伴人らに、柔和な笑顔を向けた。

そうは思わぬか。立ち朽りになった家の間に、どしどし新しい屋敷が出来て行く。都は何時までも、家は建て詰まぬが、其でもどちらかと謂えば、減るよりも殖えて行っている。此辺は以前、今頃になると、蛙めの、あやまりたい程鳴く田の原が、続いてたもんだ。

仰るとおりで御座ります。春は蛙、夏はくちなわ、秋は蝗まろ。此辺はとても、歩けたところでは、御座りませんでした。

今一人が言う。

建つ家もたつ家も、この立派さは、まあどうで御座りましょう。其に、どれも此も、此頃急にはやり出した築土垣を築きまわしまして。何やら、以前とはすっかり変った処に、参った気が致します。

馬上の主人も、今まで其ばかり考えて居た所であった。だが彼の心は、瞬間明るくなって、先年三形王の御殿での宴に誦んだ即興が、その時よりも、今はっきりと内容を持って、心に浮んで来た。

うつり行く時見る毎に、心疼く 昔の人し 思ほゆるかも