Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ししゃのしょ

死者の書

折口 信夫

Lisez 死者の書 (ししゃのしょ) de 折口 信夫 (おりくちしのぶ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 62 340 caractères · 126 écrans

Aozora Bunko

こうして対いあって居る主人の顔なり、姿なりが、其ままあの盧遮那ほとけの俤だ、と言って、誰が否もう。

お身も、少し咄したら、ええではないか。官位はこうぶり。昔ながらの氏は氏――。なあ、そう思わぬか。紫徴中台の、兵部省のと、位づけるのは、うき世の事だわ。家に居る時だけは、やはり神代以来の氏上づきあいが、ええ。

新しい唐の制度の模倣ばかりして、漢土の才が、やまと心に入り替ったと謂われて居る此人が、こんな嬉しいことを言う。家持は、感謝したい気がした。理会者・同感者を、思いもうけぬ処に見つけ出した嬉しさだったのである。

お身は、宋玉や、王褒の書いた物を大分持って居ると言うが、太宰府へ行った時に、手に入れたのじゃな。あんな若い年で、わせだったのだのう。お身は――。お身の氏では、古麻呂。身の家に近しい者でも奈良麻呂。あれらは漢魏はおろか、今の唐の小説なども、ふり向きもせんから、言うがいない話じゃわ。

兵部大輔は、やっと話のつきほを捉えた。

お身さまのお話じゃが、わしは、賦の類には飽きました。どうもあれが、この四十面さげてもまだ、涙もろい歌や、詩の出て来る元になって居る――そうつくづく思いますじゃて。