Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
うきぐも
浮雲
二葉亭 四迷
Lisez 浮雲 (うきぐも) de 二葉亭 四迷 (ふたばていしめい) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 112 980 caractères · 222 écrans
「この間はどうしたもンだッた? 何を云ッても、『まだ明日の支度をしませんから』はッ、はッ、はッ、憶出すと可笑しくなる」
「だッて、気分が悪かッたンですものを」と淫哇しい、形容も出来ない身振り。
「何が何だか、訳が解りゃアしません」
少ししらけた席の穴を填るためか、昇が俄かに問われもせぬ無沙汰の分疏をしだして、近ごろは頼まれて、一夜はざめに課長の所へ往て、細君と妹に英語の下稽古をしてやる、という。「いや、迷惑な」と言葉を足す。
と聞いて、お政にも似合わぬ、正直な、まうけに受けて、その不心得を諭す、これが立身の踏台になるかも知れぬと云ッて。けれども、御弟子が御弟子ゆえ、飛だ事まで教えはすまいかと思うと心配だと高く笑う。
お勢は昇が課長の所へ英語を教えに往くと聞くより、どうしたものか、俄かに萎れだしたが、この時母親に釣られて淋しい顔で莞爾して、「令妹の名は何というの?」
「花とか耳とか云ッたッけ」
「余程出来るの?」
「英語かね? なアに、から駄目だ。Thankyouforyourkind だから、まだまだ」
お勢は冷笑の気味で、「それじゃアア……」
Iwillasktoyou と云ッて今日教師に叱られた、それはこの時忘れていたのだから、仕方が無い。