Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

うきぐも

浮雲

二葉亭 四迷

Lisez 浮雲 (うきぐも) de 二葉亭 四迷 (ふたばていしめい) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 112 980 caractères · 222 écrans

Aozora Bunko

片頬に微笑を含んだが、開た口が結ばって前歯が姿を隠すに連れ、何処からともなくまた愁の色が顔に顕われて参ッた。

「それはそうとどうしようかしらん、到底言わずには置けん事たから、今夜にも帰ッたら、断念ッて言ッてしまおうかしらん。さぞ叔母が厭な面をする事たろうナア……眼に見えるようだ……しかしそんな事を苦にしていた分には埒が明かない、何にもこれが金銭を借りようというではなし、毫しも耻かしい事はない、チョッ今夜言ッてしまおう……だが……お勢がいては言い難いナ。若しヒョット彼の前で厭味なんぞを言われちゃア困る。これは何んでも居ない時を見て言う事た。いない……時を……見……何故、何故言難い、苟も男児たる者が零落したのを耻ずるとは何んだ、そんな小胆な、糞ッ今夜言ッてしまおう。それは勿論彼娘だッて口へ出してこそ言わないが何んでも来年の春を楽しみにしているらしいから、今唐突に免職になッたと聞いたら定めて落胆するだろう。しかし落胆したからと言ッて心変りをするようなそんな浮薄な婦人じゃアなし、かつ通常の婦女子と違ッて教育も有ることだから、大丈夫そんな気遣いはない。それは決してないが、叔母だて……ハテナ叔母だて。