Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

たきぐち

滝口

山本 周五郎

Lisez 滝口 (たきぐち) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 49 815 caractères · 99 écrans

Aozora Bunko

だが園部一族はかたちだけでも詫びを云うべきである、金三郎と米村とは、ともかくも彼を外へ押し出していった。しかし、鎌二郎の云いたいことは云わせてからであった。おやじもこんなめに幾十たびとなくあったことだろう、それからあの祖父も、と安宅は思った。祖父が藩侯から皮肉を云われるほど庭に凝ったのは、そういう不快な、理由のない誹謗からのがれるためだったかもしれない。そしておれはいまおりうか、よし、ひとつおりうを妻にして、みんなをあっといわせてくれようかな、安宅はそう思い、すると心がなごやかになるのを感じた。

客を送り出し、方丈に寄って用を済ませた。住職の徹心和尚は七十幾歳かになるが、安宅の差出した布施の包みをすぐにひらき、中の金額をしらべ、気にいったようすで頷きながら、さっきの若者は弓をやっておるな、と云った。益村安宅にはなんのことかすぐにはわからなかった。

「それ、――こんな法要はごまかしだ、と喚いていた若者よ」と和尚は云った、「おまえさんのほうへ指を突きつけていたが、眼つきはの的を覘っているようだったぞ」

「それは気がつきませんでした」と安宅は答えた、「どこから見ておいででした」