Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

まきのとみたろうじじょでん

牧野富太郎自叙伝

牧野 富太郎

Lisez 牧野富太郎自叙伝 (まきのとみたろうじじょでん) de 牧野 富太郎 (まきのとみたろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 94 045 caractères · 185 écrans

Aozora Bunko

自由党から脱退

具石山・吉田屋敷・鳥の巣等には化石の珍物が出るので名高い。ナウマンという鉱物学の先生や、地質学の大御所だった小藤文次郎先生等も、化石採集に佐川にきた。

小藤先生が佐川に見えた時鼠色のモーニング・コートを着ていられたが、私はその服が気に入り、小藤さんから服を借りて洋服屋を訪ね、それと同じものを註文したことがあった。

私もよく化石を採集したが、佐川の外山矯という人は化石蒐集家として特に名高く、学者がきた時などは、大変便利だった。

佐川に出る貝の化石のダオネラ・サカワナというのは、この佐川から出た化石に命名されたものである。

自由党から脱退

当時は自由党が盛んで、「自由は土佐の山間から出る」とまでいわれ、土佐の人々は大いに気勢を挙げていた。本尊は板垣退助で、土佐一国は自由党の国であった。従って私の郷里も全村こぞって自由党員であり、私も熱心な自由党の一員であった。当時は私も政治に関する書物を随分読んだものだ。殊に英国のスペンサアの本などは愛読した。人間は自由で、平等の権利を持つべきであるという主張の下に、日本の政府も自由を尊重する政府でなければいかん。圧制を行う政府は、打倒せねばならんというわけで、そこの村、ここの村で盛んに自由党の懇親会をやり大いに気勢を挙げた。