Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
はくはつき
白髪鬼
江戸川 乱歩
Lisez 白髪鬼 (はくはつき) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 112 046 caractères · 224 écrans
もう巨人の目は消えてしまったのに、彼奴無我夢中で、隠しもった短刀を抜き放って、めくら滅法に振り廻している。
「オイ、川村君、何をしているんだね」
わしはそこで初めて、覗き穴から声をかけた。一度では耳に入らなかったが、二三度繰返すと、川村はギョッとした様に、狂態をやめて、こちらを振返った。
「わしだよ。里見だよ」
わしは覗き穴から顔を見せて云った。
「アッ、貴様ッ」
川村は、それと悟ると、見る見る満面に朱を注いで、パッと覗き穴に飛びついて来た。わしの目の前でギラギラ稲妻がきらめいた。
顔をよけるのがやっとだった。狭い覗き穴から、短刀を持った川村の右手が、肩のつけ根まで、槍の様に突き出していた。
だが、仕損じて引込めようとする彼奴の腕を、わしは素早くひっ掴んだ。掴んで置いて、力まかせに短刀をもぎ取ってしまった。
「ハハハハハハハ、川村君、よっぽど腹が立ったと見えるね。君はわしを殺しに来たのか」
云いながら、腕を離すと、彼ははずみを喰って、ヨロヨロと向うの壁に倒れかかったが、よろめきながらも、黙ってはいない。
「そうさ。殺しに来たのだ。うぬよくも俺を裏切ったな。