Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
はくはつき
白髪鬼
江戸川 乱歩
Lisez 白髪鬼 (はくはつき) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 112 046 caractères · 224 écrans
わしと同じ地獄を味わせた上、あいつを殺す為に結婚するのだぜ。アア、それがどんなに恐ろしい婚礼だか、君に想像出来るかね」
わしは長物語を終って、じっと川村の様子を眺めた。彼は元のままの恰好で、肩で息をしながら、蚊の様な声で、
「卑怯者、卑怯者」
とつぶやいていた。
「さて、瑠璃子の処分は、のちのお楽しみとして、今は君の番だ。わしが墓穴の五日間に味ったと同じ分量の苦痛と恐怖を、どんな味がするものか、君に甞めさせてやるのだ。サア立ち給え。そして、云うことがあるなら、云って見給え」
それを聞くと、川村はまるで命令でもされた様に、スックと立上った。そして、もじゃもじゃの頭を振りながら、自暴自棄の物凄い笑いを、ケラケラと笑った。
「で、君はその窓から、ピストルでも向けるのかね。それとも、そこを閉め切って、俺を窒息させようて寸法かい。それとも、このままうっちゃって置いて、餓え死させるか。フフフフフフフ、だが、気の毒だけれど、俺はちっとも驚きやしないよ。すっかり覚悟を極めてしまったよ。お上の手で首吊り台にのぼされるよりか、君に殺された方がいくらましだか知れやしない。あの世では、又いとしい瑠璃子と一緒になれるんだからね」