Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
りゅうぐう
竜宮
豊島 与志雄
Lisez 竜宮 (りゅうぐう) de 豊島 与志雄 (とよしまよしお) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 3 547 caractères · 8 écrans
」
猿はびっくりして、これはたいへんなことになったと思いました。けれど、猿も利口です。亀が出て来て、御殿の中へ案内しようとしますと、猿は困ったような様子をして言いました。
「亀さん、とんでもない忘れ物をしてきたよ。うちの山の木に、肝をかけてほしておいたのを、忘れていた。雨でも降りだしたら濡れてしまうだろう。心配だな。」
「なあんだ、猿さん、肝を忘れてきたのかい。それじゃあ、早く取りに行くよりほかあるまい。」
そこで龜は、また背中に乗せて、もとの海岸まで戻って行きました。
猿は大急ぎで、小山の上の高い木に登り、知らん顔をして、方々を眺めています。亀は海の中から催促しました。
「猿さん、猿さん、肝はどうしたかね。」
猿は笑って、大きな声で返事しました。
「海中に山なし。身を離れて肝なし。」
だいたい右のような話だが、この猿の返答は痛烈である。そして話全体が、だいぶ近代的になってるし、動きも多い。漢法薬の店には、現に、猿の肝の乾物を売っている。
*
竜宮に通じてると称せられる洞穴や深淵は、海岸にたくさんある。竜宮は海中にあるとされてるから、それは当然であろう。