Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
えんようき
艶妖記
山本 周五郎
Lisez 艶妖記 (えんようき) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 18 761 caractères · 38 écrans
二
「とにかく相談が先ですよ」「そうだ、明日にでもいって話してみるとしよう」
以上は八百助が半ば睡りながら聞いたことであって、父母の言葉の正しい意味も、それが自分にどんな運命を将来するかも考えないうちに眠りいってしまった。
二
夫妻の話に出た権右衛門とは何者であろうか。彼はこの郷七カ村の庄屋であり、武藤という苗字と強欲な妻と酒と博奕なしには一日もすまない二人の息子と、おせんと呼ぶ十四の娘と黒門のある大きな屋敷と広大な山林田畑の所有者であった。だが彼は創造的進化論の信奉者であって、
「譲られた財産というものはそのままでは財産ではない、それは遣い果たすか千倍にするかで財産の意味をなすのだ、おれは億倍にしてみせる」
こういう大悟した論拠に基づき、その職能と資力を動員して、田地家屋を質とする金貸しを始めた結果二十七年間はたりにはたり取った山林田畑合計三百三十三町歩余、家屋敷土蔵五十七棟、現銀三万三千三百余両という巨大なものになった。だが彼の創造欲は二人の息子の飲酒博奕癖の増長と歩を並べ、資産の増大するにつれて増大し、今や貪欲の聖者の観を呈しつつあったのである。――五百助のもちだした話をひととおり聞くがいなや、ごんえむ殿は極上の機嫌で、