Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ちょうにんげんエックスごう

超人間X号

海野 十三

Lisez 超人間X号 (ちょうにんげんエックスごう) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 89 025 caractères · 178 écrans

Aozora Bunko

どこからか、「戸山君」と、少年の名を呼ぶものがあった。

「おや、だれか、ほくの名まえを呼んだかね」

「だれも呼ばないよ」

「へんだね。気のせいかしら」

「戸山君、ぼくだよ。ぼくが分からないかね」

なんとなく、聞きおぼえのあるような声だった。だがどこから聞こえて来るかは分からない。

「戸山君、わかった。わかったよ。このサルが、君の名まえを呼んでるんだよ」

一人の少年がおどろいたように叫びをあげた。ほかの少年も思わず、ふりかえって、檻の中のサルを見つめた。

「そうだ。やっと気がついたかね。よく助けに来てくれたね。ぼくだよ。ぼくが分からないかね」

サルは鉄の格子にすがりついて、気が変になったようにわめきたてているのだった。

「早くここから出してくれ。そうしないと、たいへんなことがはじまるんだ。早く、早く、この檻を開けてくれ」

「あなたはいったいだれなのですか」

戸山少年は、恐るおそる、このサルにおうかがいを立てたのである。

「ぼくは谷だよ。X号のために、こんな目にあわされたんだ」

サルの答えは、五人の少年を、心から震えあがらせたのだった。

谷博士のものがたり

「あなたは、ほんとうに谷先生なんですか。