Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控
野村 胡堂
Lisez 銭形平次捕物控 (ぜにがたへいじとりものひかえ) de 野村 胡堂 (のむらこどう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 157 440 caractères · 313 écrans
平次と八五郎は、佐久間町のお雪の家を出ると、足は自然明神様の方に向きました。
「きょうは何んの日だえ、八」
「あっしはそんなことを考えたこともありませんよ。犬の日だの猫の日だの」
「新造の日だの年増の日だの――てえのがありゃ宜いんだが」
「ヘッ、ヘッ、まアそんなことで」
「そこで易者にきいて見な、昌平橋の袂にいるよ。商売々々でそんなことはよく知ってるだろう、何をするといったら、仲町へ申の日に行く約束があるとでもいえ」
「見料を欲しいといったら、どうしましょう親分」
「占いや易を頼んだわけじゃねえ、暦の代りにきいたんだ。十手を見せて引揚げて来い」
「食い逃げの術ですかえ」
「きき逃げだよ。もっとも青銭一枚置こうと、小判をはずもうと、お前の勝手だ」
ガラッ八は橋の袂へ行きましたが、易者と一と問答してすぐ引揚げて来ました。
「エテ公の日ですよ、親分――その上月までが申で、念入りに今晩は庚申様だ」
「サア、大変だぞ、八」
「どこかの庚申講にでも踏み込むんですか」
「そんな罰の当った話じゃない、――お前先刻見た手紙の文句を知っているだろう」
「ヘエ」
「――○月○日○刻、六十上、三申――と書いてあったはずだ」