Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(七)平次女難
野村 胡堂
Lisez 銭形平次捕物控(七)平次女難 (ぜにがたへいじとりものひかえ) de 野村 胡堂 (のむらこどう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 152 696 caractères · 310 écrans
江戸研究と音楽と
美男美女も出るし、八五郎女難、平次女難というようなことは書いていても、男女関係で捌けた通人というものは認めていない。こういう人物を登場させた場合、いつでも徹底的にやっつけている。これはやはり私の暮らしが生真面目なせいだろう。うちの応接間にはオルガンが置いてあって、教会の連中が日曜毎に礼拝にくる。生活も質素一方で、酒も煙草ものまず、遊びというものを知らない。そういうところから御手洗辰雄さんの「野村胡堂というヤツは実につきあいにくいヤツだ」という批判も出てくるのだろう。
動物では馬と犬が嫌いである。私は百姓の子だから馬のことはよく知っているが、馬を飼おうとは思わない。なぜ馬が嫌いかというと、私の親父が百姓をしていて、四十年程以前の金で五万円の馬を買った。その借金を私が全部背負うことになって、家内などはそのためにどんなに骨を折ったかしれない。犬が嫌いなのは私の娘が一度、犬に咬まれたからである。その予防注射のために家内は十八日間も娘を連れて病院に通った。だから私は犬というものを飼わないで、塀に針金をめぐらしている。
江戸研究と音楽と
私の捕物帳の特徴はいま書いたように、まず容易に罪人をつくらないこと、町人と農民に愛情をもったこと、侍や通人は徹底的にやっつけたこと、そして全体として明るい健康な捕物にしようと心掛けた