Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ずいひつ しんへいけ
随筆 新平家
吉川 英治
Lisez 随筆 新平家 (ずいひつ しんへいけ) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 213 575 caractères · 424 écrans
の劇化は、大谷氏から早くに御相談をうけたが、私に註文もあり歌舞伎側の都合もあって、演舞場の秋の“東をどり”の方が先に上演を見てしまった。まり千代の清盛と、小くにの常磐が異色あるものとして、秋の舞踊界ではヒットしているようである。また、映画化のことも、よく報道されたりするが、私としてまだ肚はきめていない。大映からちょっと下話はあったが、考慮しようというだけで、確約はしていない。
どうして、劇化や上映の企画に、自分がそう二の足をふむかといえば、この長篇を完成する途上において、一筋に書く以外の雑事や伴奏に余り煩わされたくないからである。なにしろ私には、「新・平家物語」の最後までを、思うように書き上げるということは、一生仕事であり、千里の旅の思いがする。
陽明文庫の秘庫にあって、多年公刊も私見もゆるされなかった近衛関白日記の全部がやがて何らかの方法で世に出されるだろうということが新聞に報道されている。
あのうちには、藤原道長以来の、そしてこの「新・平家物語」の三、四巻のうちにも自分が書いている保元、平治にわたっての未公開な史料も多分にあるはずと思われる。