Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
あめあがる
雨あがる
山本 周五郎
Lisez 雨あがる (あめあがる) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 21 794 caractères · 43 écrans
摘要すると、剣術でも柔術でも、極めて無作為であって無類に強い。二十一二歳の頃にはその道の師範ですら相手にならなくなったが、格別に珍奇な手法を弄するわけではなく、ごく簡単に、まさかと思うほどあっけなく勝負がついてしまう。
――石中の火を打ち出す一点。
つまり彼がその「一点」をみいだしたとき、勝敗が定まるというのである。しかしそれがあまりにむぞうさであまりに単純明快であるため、当の相手は、ひっこみがつかなくなるし、観ている人たちはしらけた気持になるし、彼自身はてれるという結果になった。
父の兵庫助が死に、彼は二十四歳で家督相続をした。同時に同じ家中の呉松氏から嫁を迎えたが、これがおたよであるが、間もなく母親も父のあとを追って亡くなると、にわかに彼は居辛いような気持に駆られだした。……玄和老のおかげでずいぶん積極的にはなったものの、本性までは変らないとみえ、自分の腕前が強くなるのと反比例して、性質はいよいよものやさしく、謙遜柔和になっていった。
勝って驕らないのは美徳かもしれないが、伊兵衛は勝つたびにてれたり済まながったりする。本気になって済まながり、てれるので、相手はますますひっこみがつかない。