Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

おうごんかめん

黄金仮面

江戸川 乱歩

Lisez 黄金仮面 (おうごんかめん) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 143 357 caractères · 287 écrans

Aozora Bunko

奈良の大仏よりも大きいというコンクリート仏が、真二に裂けて、火山の様に火を吹いたのだ。小座敷程もある大仏様の首がチョン切れて、空高く舞上ったのだ。丘を取り巻く林の梢が、真赤に輝いて、空からコンクリートの破片が、雹の様に降り注いだのだ。

人々は思わず腹這いになった。大仏からは一町も隔っていたけれど、背中一面時ならぬ雹の御見舞を受けた。

だが、出来事は一瞬にして終った。目もくらむ火光が消え去ると、闇が二倍の暗さでおしかぶさった。耳も聾する爆音のあとには、死の静寂が帰って来た。

人々は、意識をとりもどすと、先ず考えたのは、賊が巣窟を爆破して、自から亡びたのではないかということであった。兎も角、現場を調べて見るのが急務であった。

さい前賊の自動車を確めることを命じられた一巡査は、単身林の彼方に走り去ったが、その他の一同は、波越警部を先頭に、手に手に懐中電燈をかざしながら、爆破された大仏の台座の方へ進んで行った。

近づくに従って、大きなコンクリートの塊りが足の踏み場もなく、ゴロゴロと転がっていた。

「オヤ、こんなものが落ちていますぜ」

一人の巡査が長靴の片足を振って、波越氏の懐中電燈の光にかざして見せた。