Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

おうごんかめん

黄金仮面

江戸川 乱歩

Lisez 黄金仮面 (おうごんかめん) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 143 357 caractères · 287 écrans

Aozora Bunko

の事件を解決して間もなく、不経済なホテル住居をよして、ここのアパートへ移ったのだが、独身者の彼には、一家を構えるよりも、この方が気楽でもあり便利でもあった。借りているのは表に面した二階の二た部屋で、一方は七坪程の手広い客間兼書斎、一方は小ぢんまりした寝室になっている。

黄金仮面が鳴りをひそめているので、明智は少々退屈を感じていた。その日も、所在なさに、客間のテーブル兼用の大型デスクに頬杖をついて、プカプカ煙草を吹かしている所へ、突然ドアにノックの音が聞えて、見知らぬ老人が這入って来た。

老眼鏡に胡麻鹽髭、折目正しい羽織袴、どう見ても一時代前の人類だ。

老人は一礼すると、一封の紹介状に名刺を添えて、うやうやしく差出した。

名刺には「大鳥喜三郎」とあった。有名な大富豪の名前だ。まさかこの老人が大鳥氏ではあるまいと、ジロジロ眺めていると、老人は、

「私は大鳥家の執事を勤めて居りまする、尾形と申す者でござります」

と切口上で云った。

紹介状は実業界にいる友人の自筆で、万事よろしく頼む旨が記してあるばかりだ。

老人は長々と何か喋っていたが、凡て前口上に過ぎず、結局「黄金仮面」