Classici giapponesi con furigana
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かかこうしゅ
中国の怪談(二)
田中 貢太郎
Leggi 中国の怪談(二) (かかこうしゅ) di 田中 貢太郎 (たなかこうたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 107.926 caratteri · 225 schermate
老人は声の荒い眇の男であった。焦生は老人に自分の素性を話していた。痩せてはいるがやはり老人のように背の高い老婆が茶を持ってきた。老人は老婆の方をちょっと見た。
「これが私の妻室ですよ」
焦生は老婆に向って挨拶をして、泊めてもらった礼を言った。老婆と焦生がまだ挨拶をしている時であった。老人は後ろの方にあった帷の方を見返って荒い声を出した。
「珊珊、お客さんに御挨拶にくるがいいよ」
焦生が元の座に戻ったところで十五六の綺麗な女の子が出てきた。老人は女の子の肩に手をかけた。
「これが私の女でございます、どうかお見知りおきを願います」
老人はそれから老婆に御馳走の用意をさした。老婆は室を出たり入ったりして酒や肴を持ってきた。
準備が出来ると老人はそれを焦生にすすめた。女の子は母の傍に坐っていた。若い焦生は女の子の方に心をやっていた。
「お客さんは、くたびれておいでだろうから、寝床を取ってあげるがいい」
老人が女の子の顔を見ると、女の子はにっと笑いながら、その室の一方についた寝室へ入って往った。
老人と老婆はいつの間にか室を出て往って、焦生独りうっとりとなっていた。