Classici giapponesi con furigana
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かかこうしゅ
中国の怪談(二)
田中 貢太郎
Leggi 中国の怪談(二) (かかこうしゅ) di 田中 貢太郎 (たなかこうたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 107.926 caratteri · 225 schermate
孔生はそこではじめて少年が単の家の者でないことを知った。
日が暮れても二人の話はつきなかった。そこで孔生は泊ることにして少年と榻をともにして寝たが、朝になってまだうす暗いうちに僮子が来て炭火を室の中で熾きだしたので、少年はさきに起きて内寝へ入ったが、孔生はまだ夜着にくるまって寝ていた。そこへ僮子が入ってきて言った。
「旦那様がお見えになりました」
孔生は驚いて起きた。そこへ一人の老人が入ってきた。それは頭髪の真白な男であった。老人は孔生に向って、
「これは先生、悴が御厄介になることになりましてありがとうございます、あの子は字も下手で何も知りません、どうか友達の小児と思わずに、親類の小児のようにして、きびしくしこんでやってください」
と、ひどく礼を言った後で、きれいな着物一襲に貂の帽と履物を添えてくれ、孔生が手足を洗い髪に櫛を入れて着更えをするのを待って、酒を出して饌をすすめた。そこの牀や帷などは何という名の物であるか解らないが、綺麗にきらきらと光って見えるものであった。
酒が数回めぐってから老人はあいさつをして、杖を持って出て往った。そして朝飯がすむと孔生は少年の皇甫公子に書物を教えたが、教科書として出してきた物はたいがい古い詩文で、文官試験の参考になるような当時の用にたつ学芸のものはなかった。