Classici giapponesi con furigana
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ぶっきょうじんせいとくほん
仏教人生読本
岡本 かの子
Leggi 仏教人生読本 (ぶっきょうじんせいとくほん) di 岡本 かの子 (おかもとかのこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 124.886 caratteri · 246 schermate
今まで述べて来ました因果と道理の例は、最も話を判りやすくするため、一番大掴みにした、ごく荒筋だけを説明したのでありました。事実、世の中に存在する物事は、みな因果の道理に当てはまってはいますものの、もっとずっとこまかく、また十重八十重に入り混り、また時間的にも無限の昔から無限の未来に連絡しているのであります。
一反の稲を作るのさえ、その籾の選定からしていろいろの知識経験が必要であります。この知識経験ということは、自分がやってみたか、または他人がやってみたかした因果の道理の結晶であります。その籾がどういう地質に合うか合わないか、嘗てそれを実際に試してみて、すなわち因果の理法を実行した結果の成績を記憶にとどめて置きます。それが知識経験でありまして、これを参考にして次の農作をやるのです。その籾によっての収穫の利益予想も、みな因果の理に支配されます。
その籾を苗に育てます。苗田の水が多かったり少かったりします。もし水が足らなかったら水を注ぎ入れる。その場合、水車を使えば、その水車にもう因果の理が附け加わっています。水車の水を低所より高所に掬い上げる機能が因であります。