Classici giapponesi con furigana
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じゅうにしこう
十二支考(上)〔全2冊〕
南方 熊楠
Leggi 十二支考(上)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) di 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 290.735 caratteri · 566 schermate
河童様の怪魅と為りおり、専ら水中に住み、人に化けて市へ出るが別に害をなさず、婦女童児水浴びるを覗い、金環金盃に化けて浮くを採りに懸るところを引き入れて自分の妻に侍せしむとあり。また男を取り殺した例も出でおる。わが国に古くミヅチなる水の怪あり。『延喜式』下総の相馬郡に蛟※神社、加賀に野蛟神社二座あり。本居宣長はツチは尊称だと言ったは、水の主くらいに解いたのだろ、また柳田氏は槌を霊物とする俗ありとて、槌の意に取ったが、予は大蛇をオロチ、巨蟒をヤマカガチと読むなどを参考し、『和名抄』や『書紀』に、蛟やいずれも竜蛇の属の名の字をミヅチと訓んだから、ミヅチは水蛇、野蛟は野蛇の霊異なるを崇めたものと思う。今も和泉、大和、熊野に野槌と呼ぶのは、尾なく太短い蛇だ(『東京人類学会雑誌』二九一号の拙文を見よ)。その蛟が仏国の竜同様変遷したものか今日河童を加賀、能登でミヅチ、南部でメドチ、蝦夷でミンツチと呼ぶ由、また越後で河童瓢箪を忌むという(『山島民譚集』八二頁)。『書紀』十一に、武蔵人と吉備中国の人が、河伯また大に瓠を沈めよと註文せしに沈め得ず、由ってその偽神なるを知り、また斬り殺した