Classici giapponesi con furigana
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じゅうにしこう
十二支考(上)〔全2冊〕
南方 熊楠
Leggi 十二支考(上)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) di 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 290.735 caratteri · 566 schermate
蛇教えのままに身を伸ばして官道に横たわり居ると、棒持った人が来て蛇を見付けると同時に烈しくその頭を打ったので、蛇の頭痛はまるで何処へ飛んでしまった。蛇は犬の奸計とは気付かず爾来頭が痛むごとに律義に犬の訓え通り官道へ横たわり行く。つまり頭が打ち砕かれたら死んでしまうから療治も入らず。幸い身を以て遁れ得たら太く驚いて何処かへ頭痛が散ってしまうのである(一九一五年版ガスター著『羅馬尼禽獣譚』)。コラン・ド・プランシーの『妖怪字彙』四版四一四頁には、欧州に蛇が蛻ぐごとに若くなり決して死なぬと信ずる人あるという。英領ギヤナのアラワク人の談に、往時上帝地に降って人を視察した、しかるに人ことごとく悪くて上帝を殺そうとし、上帝怒って不死性質を人より奪い蛇蜥蜴甲虫などに与えてよりこれらいずれも皮脱で若返ると。フレザーの『不死の信念』(一九一三年版)一に、こんな例を夥しく挙げて昔彼輩と人と死なざるよう競争の末人敗れて必ず死ぬと定ったと信ずるが普通だと論じた。この類の信念から生じたものか、本邦で蛇の脱皮で湯を使えば膚光沢を生ずと信じ、『和漢三才図会』に雨に濡れざる蛇脱の黒焼を油で煉って禿頭に塗らば毛髪を生ずといい、オエンの『老兎巫蠱篇』