Classici giapponesi con furigana
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じゅうにしこう
十二支考(上)〔全2冊〕
南方 熊楠
Leggi 十二支考(上)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) di 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 290.735 caratteri · 566 schermate
道教の事歴にもっとも精通せる妻木直良氏に聞き合せても、聢と答えられず、鵠も鵝も足に蹼あり概して言わば古ローマ古支那を通じて蛇の足は水鳥の足に似居ると信じたので、張衡その父が蟒蛇に呑まれたのを匿し転じて、大蛇に乗りて崖頂に登り、それから昇天したその大蛇が、足を遺したと触れ散らしたのであるまいか。昇天するだけの力を持った大仙が、崖頂まで大蛇の仲継を憑まにゃならぬとは不似合な話だが、呉の劉綱その妻樊氏とともに仙となり、大蘭山上の巨木に登り鋳掛屋風の夫婦連で飛昇したなどその例多し。蜻や蝉が化し飛ぶに必ず草木を攀じ、蝙蝠は地面から直に舞い上り能わぬから推して、仙人も足掛かりなしに飛び得ないと想うたのだ。既に論じたごとく、実際蟒蛇には二足の痕跡を存するから張衡の偽言も拠あり。
イタリアのグベルナチス伯説に、露国の古話に蛇精が新米寡婦方へその亡夫に化けて来て毎夜伴に食い、同棲して、晨に達し、その寡婦火の前の蝋のごとく痩せ溶け行く、その母これに教えて、他と同食の際わざと匕を堕し、拾うため俯いて他の足を見せしむると、足がなくてニョッキリ尾ばかりあったので、蛇精が化けたと判り、寡婦寺に詣で身を浄めたといい、北欧の神話にも、ロキス蛇が馬に化けた時足から露顕したといい、インド『羅摩衍譚』