Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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じゅうにしこう

十二支考(上)〔全2冊〕

南方 熊楠

Leggi 十二支考(上)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) di 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 290.735 caratteri · 566 schermate

Aozora Bunko

に米国のクレイポール教授が『ネーチュール』雑誌へ通信した話を出す。その友人トロント近き農家に働くが、主人の妻の持ち馬全く免役で紳士生活をさせられているものあり、数年前この女橋を踏みはずして深水へ落ち込んだのを、近い野で草食いいた馬が後れず走り行きて銜え揚げて人助の到るを俟った御礼にかくのごとしと。それから随分怪しいが馬が自殺や殉死をした話も少なからぬ。明の鍾同太子の事で景帝を諫め杖殺さる。〈同の上疏するや、馬を策ち出づ、馬地に伏して起たず、同咆して曰く、われ死を畏れず、爾奚する者ぞ、馬なお盤辟再四して行く、同死して馬長号数声してまた死す〉(『大清一統志』一九九)。プリニウスいわく馬主人を喪えば流涕するあり、ニコメデス王殺された時その馬絶食自滅し、アンチオクス王殺されて敵人王の馬を取り騎りて凱旋せしにその馬瞋りて断崖より身を投げ落し騎った者とともに死んだと。

ロメーンズはその友の持ち馬性悪く、毛を梳かるる際しばしばその脚の端蹄の後ちょうど人の腕にあたる処へその絆に付けた木丸を挟み、後向きに強く抛げて馬卒に中てたものあり、またロ氏自身の馬が御者就寝ののち妙に巧く絆を脱し櫃の栓を抜いて燕麦を落し尽した、これ無論馬自身が考え出したでなく、御者が毎もこうして燕麦を出しくれるを見置き夜食欲しきごとにこれに倣うたんだ