Classici giapponesi con furigana
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なんごくたいへいき
南国太平記
直木 三十五
Leggi 南国太平記 (なんごくたいへいき) di 直木 三十五 (なおきさんじゅうご) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 493.291 caratteri · 991 schermate
「上手だに。よく喋るでねえか」
とか
「桃林よりゃ面白え」
とか、評判していた。
「――一天高しと、押し頂き、青貝打ったる三間柄、大身の槍を引提げて、乗ったる馬は薄栗毛、目指すは、信玄只一人、その坊主首引っちぎり、手毬の代りになしくれん、進めや、進め、いざ進め――」
入口の狭いところに垂らしてある、垢まみれの暖簾をくぐって、齢の若い侍が、宿のどてらに、一本差したまま、入ってきた。そして、南玉を見て、微笑して、そっと、人々の背後へしゃがんだ。
「時しもあれや、時こそあれ、一天俄に、掻き晴れて、眺め見渡す隅田川、あれ鳥が鳴く、犬が鳴く――総勢八千六百余騎、おめき渡って打ちかかれば、武田信玄公におかせられましては、いざ、強敵の御入来、せくな、騒ぐな、周章てるな、明日という日が無いじゃ無し、と、忽ち、備える、四十と八陣。世にいう、待味方の陣備えとは、これじゃ、皆の衆。ばらりと振った采配に、ひらりと変る陣備え、変るが早いか、おててこて、猫に、鳶に、河童の屁、いざ来い、来れっ、と待ち受けたりーいっ」
南玉は、顔を赤くし、少し、額に汗を出して、伸び上りながら
「謙信公は、これを見て、やああ、奇怪なり、くそ坊主、いで目に物見せてくれん、ついでに、素っ首土産にしょ、と、抜き放ったる業物は、備前の住人、大兼光、三尺八寸二分二厘、真向