Classici giapponesi con furigana
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やまをおもう
山を思う
石川 欣一
Leggi 山を思う (やまをおもう) di 石川 欣一 (いしかわきんいち) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 79.814 caratteri · 157 schermate
対山館で集めた人夫十一人と、警察から出した二人とが先発した。慎太郎氏の弟、百瀬孝男氏は、その朝関から来た森田、二出川両氏と共に凍傷の薬、六人分の手袋、雪眼鏡等(いずれも近藤氏の注意によって)をルックサックに納めてスキーで出発。三十一日に大沢に入る筈の早大第二隊の森氏は大町に残り、近藤、百瀬両氏と共に百方に救援の電報を打つのであった。
◇
スキーで出た三人は四時半畠山着。あとから来る人夫たちの指揮を孝男氏に託し、両氏はひた走りに走って八時半大沢小屋に到着した。その時の有様は想像に難くない。同時に警察側の三氏、野口村の消防組六名も大沢に着いた。
◇
孝男氏は畠山小屋で待っていたが、大町の人夫が来たので八時出発、十一時に大沢小屋に着いた。非常な努力である。
一方大町には各方面から関係者が続々と集まって来た。長野県を代表して学務課長と保安課の人とが来る。深い哀愁にとざされて関氏の遺族が到着する。松本から島々を経て穂高岳に行く途中の鈴木、長谷川、四谷の三先輩は、急を聞いて三十一日晩大町にかけつけ、直に現場に向ったがその夜は野口一泊、翌日大沢小屋に着いた。