Classici giapponesi con furigana
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やまをおもう
山を思う
石川 欣一
Leggi 山を思う (やまをおもう) di 石川 欣一 (いしかわきんいち) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 79.814 caratteri · 157 schermate
清水隧道
(上)
開運の神であるが故に、迦葉山では金を貸す。神様がお寺で金貸業をやっているとは如何にも出鱈目みたいだが、これがいわゆる縁起で、種銭と称し、金額は普通廿銭程度、せいぜい五十銭どまり、証文も入れねば何もしない。円の中に「心」とした紙に包んで貸してくれるのを、翌年倍にして返す。つまり心を抵当に……といって語弊があるなら良心による貸借で、いつ頃から行われて来たのかは知らぬが、興味の深い習慣である。
迦葉山を信仰する者が非常に多数である一つの大きな原因に、現住職――この辺では御前と呼んでいる――清水浩龍師の人格があることは疑いない。師は絶対無妻、社会事業にもいろいろと尽力され、殊に不遇な男の子、例えば孤児とか、片親の無い子とかを集めて育てあげ、現にそのような子供が三十人以上に達していると。
清水隧道
(上)
先ず第一に数字をあげる。清水隧道は六百五十万円の工費を投じ大正十一年の夏から着手したもの、総延長が三万一千八百三十一呎八、これは九七〇二米に当る。こゝに世界の主な隧道所在地や長さを列記して見ると(単位米)
シンプロン(アルプス) 一九、七三〇
サン・ゴタルド(同) 一四、九九〇